しつこい広告電話に悩まされることはないだろうか。

そういう煩わしさを避けるため、
電話番号を公開しないご家庭もあるだろう。

うちは業務上、電話番号を出しておかざるを得ない。
私設ホームページも作っていて業態も晒しているので、
必然そういう狙いを付けた電話が年に数回かかってくる。

先日もあった。
やけに軽快で威勢のいい若い声。
知らない番号で知らない相手から、
こうした調子のよいトークが始まるのは間違いなく宣伝である。
来たな～……と身構える。

　　　　　　

判ってはいても、端からそっけない応対をするのは憚られる。
こちらは住まいも業態も、氏名さえ公開しているのだ。
へたな恨みは買いたくない。
愛想よくはしないが、この相手の狙いがどこらへんなのか
探りつつ、かつ手早く応答する。

しかし。次第にいら立ちが募ってくる。
なにしろ瞬間湯沸かし器のワタシなんだから（｡･ˇ_ˇ･｡）

だいたいにおいて
こういう相手のなにが癇に障るかというと、
掛けてきた目的を明かさないまま
のらりくらりと会話を引き延ばすことだ。

最初の３分以内にそもそもの目的をきちんと明かさないばあい、
セールスマンとしての評価は★１つ。

　　　　　　　　

• 切られないよう引き延ばせ

と、上から指導されているのだろうが、逆効果だと思う。

どんな仕事でも情はからむもの。
こちらだって広告を打たない訳じゃない。
どこで、打つ打たないの判断するかといえば、
相手の人柄を考慮に入れることも多い。
こういう、汚れた土足のつま先を玄関口に差し込んでくるような行為は
一言でいうなら、好きじゃない。

さらに。
相手が提案してくるようなことは、
10年もやっていれば経験済みのことばかり。
「もう自前でやっていますから」

そういうと、きまって鼻白むようなお追従をくりだしてくる。
すばらしいですね！
さすがですね！
いや、判っていらっしゃる！

うげげげげげっ
おシラケ度は鳥肌もんだから、ふんっとに辞めていただきたい（｡･ˇ_ˇ･｡）

こういう歯の浮くようなお追従をならべたてられて
喜ぶような人っているんだろうか。
気持ち悪くてしょうがない💦💦💦
先ほど付けた★１つさえ消してやりたくなる。

手持ちの切り札がもう無いなら、
いさぎよく撤退してほしいところだ。
「お時間いただきまして、ありがとうございました」
と、きれいに引いてくれるなら、★３つに繰り上げるのに……
……と妄想する合間も、話はまだつづく。

「こうしたご要望にお応えする手法などご案内したいと思いまして、
平日のいつ頃がご都合よろしいでしょうか」

ホラ来た。ソラ来た。

• お誘いへの応答は、Yes No ではなく都合の良い日時を引き出せ

お決まりの手法だねー。

それでは、こちらも締めに入るとしよう。
才女の伯母から教わった必殺ワザ----

「そんな妙技をお持ちなら、他人に漏らしたらあかんわ。
　どうぞ、ご自身でお使いになって！」

おかげさまで、わたしのメンタリティは年々図太く逞しくなっていく。

本日のつぶやき : わたし一人も釣れないのだからムリよ