『死刑にいたる病』を見てきた
きょうはいつもなら馬デイだけど、じつは乗れない日なので、
昨夜のうちに映画を見に行くことにしていた。
Aeon Cinema なら、先日作ったAeon カードで1,000円になる。
over 55 の身だからどうしたって1,100円なんだけど^^;
昨夜のうちに、いま見るなら何がいいかを物色した。
いつもなら絶対に洋画しか見ないんだけど、
洋画にコレといって惹かれるものがなかったのと、
この『死刑にいたる病』という面妖なタイトルに惹かれ、かつ
阿部サダヲが出るんだ?!……っていうことから、
今回はおそるおそる邦画を見ることにした。
出典:siy-movie.com
ネタバレになってしまうので、あまり詳細には語れないが––––
この映画は、シリアスキラーの登場するサイコミステリである。
それゆえのあのタイトルなわけだ。
しかし。
この手の類は、洋画や米ドラマで飽きるほど見てきた。飽きてないけど💦
デクスター・クリミナルマインド・メンタリスト・ブラックリスト・ハンニバル・
メジャークライム……見すぎてタイトル思い出せないけど💦
そもそも猟奇的殺人の発生数が、
日本は圧倒的に少ないから、ろくにニュースにすらのぼらない。
それに比してアメリカはどうだ?
FBI が本格的に心理分析に乗り出したぐらいに多いのだ。
そのプロファイリングだって、
30代のころからむさぼるように読みもした。
それだけに、生半可なものだったら入れないよ……
そこが一番不安だった。
見始めは、やはりわたしが邦画を見るたびに
引っかかってしまうアレコレが、都度つど気になって
正直、最後まで見続けられるか不安だった。
こういうひっかかりは積もれば説得力を削ぐ。
スルーしてもいい……と流せるほど興味深いかどうか。
おまけに、二度ほどウトウトしちゃって見落とした箇所もある。
暗い映画館の中で、強く惹きつけられるような画面でなかったら
睡魔との戦いはむずかしいのだ💦
(きのうよく寝たんだけどな~)
また、ときおり登場人物のとる唐突な行動にも
あともう少し、後押しとなるなにかかが欲しいな💦
と思わされる箇所も幾度かあった。
けれど。
後になってみれば、それはこの作品の描き方のゆえに
敢えて、描ききらなかった部分なのだなと判ってくる。
(邦画ではそのまんま無視するケースも多いけど)
居眠ってしまって見落とした箇所は、それこそ、
そこが肝心要だったかもしれないので^^;
いちど原作に戻って読んでみるつもりだ。
原作は、櫛木 理宇さんの同名小説。
原作なら、とうぜんのこと時間制限も予算もないし
もっともっと丁寧に人物を彫り興していけるだろうから。
それでも最後まで見切った感想としては、おもしろかった。
二転三転と、視聴者をうらぎる構造になっている。
邦画の中では、『おくりびと』が一番好きなんだけど
これより☆半分少な目くらいかな?
ご関心おありの方は、ぜひご鑑賞のほどを。
本日のつぶやき : 楽しい休日にはなったよ♬