お独りさま・始めてみたら快適じゃない!?

single again……独りで生き抜くよ♪ 毎日もがいて迷い悩みうろたえ生きている。自分と向き合うための記録。

長いながい夜のあとに

きょうは、エキストラの馬デイだった。


今月は、みんなの都合がつかなくて、
「いつもの先生といつもの仲間」とのレッスンが
なかなか確保できなかったのだ。
そんななか、きょうは、今月最後のレッスンだった。


結論から言うと、
先月につづく今月といい、もうもう
ズタボロに近かったファースト君との乗りは
けさは見違えるほど良い走りとなって、
底を打ったと自覚されたほど落ち込まされた自分には、
もしかしたら、これでなんとか回復の兆しが見えるか?!
と期待を抱かせてくれそうなレッスンとなった。


こもる前に対処!

馬がぐずるのには、それなりの理由があるだろう。

  • 馬の身体が硬すぎてうまく動けないことからのぐずり
  • 暑すぎて馬がつかれているとき
  • 乗り手の乗り方が悪い(の場合は、早めに指導が入る💦)
まだまだ他にもあるだろうが、今の季節からすれば
身体が冷えて動きづらい
という一つ目の可能性が高い……

この場合、ぐずり出したときに素早く対処しないと
ますますこもって、ややこしいことになる。
わかっちゃいるが、
部班レッスンだけに周りにかける迷惑もあって
乗ってるほうは焦るし、ますます緊張して
泥沼に陥ることが多い。



いままでの自分の乗りと、今日の指導との違いをふりかえると

こういう展開である––––


速歩のさなかに急に立ち止まられたとしよう。
ぐすぐずしながらも再度、速歩が出たとき、
どうしても、ぐずっていた馬が前に出たら
「出たのだから誉めてあげよう」として、
それ以上の要求はしないことが多い。
これは、ほかの先生方もほぼ同じだった。

「ペナルティとしてしっかり叱れ!」といわれることはある。
出ないので、虐待してないかと不安になるほど、
鞭打ったこともある。


ところが。
きょうのポイントはそこではない。
もちろんペナルティはペナルティで与えるのだけど。

軽快に速歩が出てからも、なおその走りが
「闊達(かったつ)」な速歩になるまで、
速歩のリズムに合わせてペチ・ペチ・ペチ・ペチ・ペチと
肩にムチを入れ続けるのだ。

闊達な速歩というのは、
まさに経路で求められる小気味よい走り方である。

動き出したから「もうそれでよい」のではなく、
前進気勢を好ましい水準にまで駆り立てるべく
要求し続けるのだった。

このばあいペナルティではないので、
ちょっと馬を励ますような感じだろうか。
幼児や低学年のお遊戯で、がんばって!という思いから
手拍子をとってあげる感覚に似ているかもしれない。

それからのファースト君は、
昨年の春ごろにみせた絶好調だったときの体勢になっていった。

頭から肩までの前躯が、すこし持ち上がるような感じ。
馬の頭頸がすこうし自分に近づいてくる感じ。
相対的に、
鞍からお尻にかけての後躯がほんの少し下がるような感じ。


基本的に、馬というのは前後に長い。

首が長く頭が重いので、体重の6割を前脚で支えている。

自由に走る馬は、ふつう前のめりに走るのだが、
馬場では、その重心をできるだけ後ろにもってこさせようとする。


こうなってくると、
鞍につくように支えていた自分のコブシは
おへその高さでキープする。
「20㎝ほどの棒で手綱を支えている」つもりで
さらに、ぐーっとおへそまでコブシを引き寄せる。


不調だったころは、
引き寄せようとしながら馬のパワーに負けて、

わたしの肘がやや伸びて、しっかり座れずにいた。

このへんがもう根本的に違う。

ここから、いい駈歩にもっていくところで失敗した。
たぶん少し馬体が伸びたのだとおもう


今後の課題だ。



だけど、その次のレッスンでも
同じような感覚がよみがえってきた。
こちらはもっとパワフルな馬だったが。


折り返しはかけていたが、こちらの先生から

「ハミ受けも、速歩の収縮もできていた」と認めていただいた。

速歩の収縮なんて、レッスンで聞いたのは初めてだった。
正直言うと、速歩を詰めることと、
どこがどれくらい違うのかまだ曖昧である。

馬の前躯が、前に出るか・上に上がるかだろうか。
そういえば、反動があきらかに上下に強くなっているのに
意外に座りやすくて、力強さを感じたときもあった。
すこしだけ弾発が出てきたからなのかもしれない。

どっちでもいいや。
弾発なんてまだまだ遠い先の課題だし。
そんなことより、ハミ受けを掴まなければ!

それにしても嬉しい…….。゚*・(PД`q )・゚*。.
もう数か月もずっと暗闇の中にいて、
いつになったら光が見えるのかと憂えていた。


ちょっぴり新しい感覚が生じてきた気がする。




本日のつぶやき : 馬の作り方の流れも、すこし掴めた。

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