幼少期の味はがんこもの
今朝、とある方のブログで、いなり寿司を見た。
それからというもの、いま無性に、きつねうどんが食べたい。
思い出の味
「きつねうどん」といえば、わたしには幼少期の味だ。
大阪の南海沿線に住んでいたから、
例によって、ちょっと甘辛いお出汁が思い起こされる。
そこから転宅した8歳ごろまでの記憶だ。
それこそ、どこのどんなうどん屋さんに入っても、
決まって「きつねうどん」しか頼まなかった。
もう口の中が、あの甘辛いお揚げしか期待しないのだ。
母が、たまには違うものも食べさせようと
天ぷらもあるよ!
卵とじはどう?
カレーうどんにしよっか?
と、なんとかわたしの心変わりを誘うのだが、
子どもの心はひとたび惚れこむと、
おいそれとは揺らがない。
「きつねうどんがいい💗」
わたしが母であったとしても、
きっと数回は、天ぷらを勧めたにちがいない。
いま思い返してみても、
幼少期の味覚はどうしてああも頑ななのだろう。
きっと、自分の自由には動けないからだろうなあ。
天から降ってくるたまたまのラッキーチャンスにしか
選択権がないのだからして。
この、たまたまのラッキーチャンスに乗じねば、
今度いつまた「きつねうどん」に出合えるか
わからないんだもの。
だから、固執するんだろうなぁ(*´ェ`*)
成人したいまは肉うどん系
それがなぁ^^;
成人したいまは、
たびたびお世話になる丸亀さんに行くたびに、
まず間違いなくオーダーしてしまうのは、
肉うどん系だ。
山梨の吉田のうどんで、薄切り肉のトッピングを食して以来、
わたしの口が欲するお味は、
お揚げさんから薄切り肉にきりかわった。
いまや、すっかり肉食女子である。
※関西人はお揚げのことを「あげさん」と呼ぶ
「きつねうどん」なら自作できるけど
薄切り肉のあの、微妙な薄さは、自力ではけっして調達できない。
あの主張しすぎない微妙な薄さが、おいしいのだ。
それゆえ外食先では、薄切り肉に軍配が上がることとなる。
ごめん「きつねうどん」
君は、ちょっと格下げとなってしまったわ~。
ちなみに。
いま思ったのだけど、
薄切り肉や天ぷらうどんのとき、出汁は甘くない方がいい。
ちょっと甘みの薄い、唐辛子をきかせた、ピリ辛出汁。
ピリ辛出汁のほうが、クドくなくて美味しいと思う。
本日のつぶやき : うどん買ってきて「きつねうどん」作ろうっと♬