やるしかないでしょう!
金曜日はもちろん乗馬の日。
きょうはかなり有益な一日だった。
自分のレッスンもさることながら、お仲間のレッスンを見ていて
ものすごく励まされたというか、勇気をもらえたというか。
発奮させられたというか。
安っぽく響かないで欲しいのだけど、
「感動した!」と思うくらいに、見惚れてしまったのだ。
本気を出せばここまでやれる!?
その方は男性なのだが、以前の彼は、いつもぬら~っとしていて、
どこまで本気なのかサッパリ本音が掴めない感じの人だった。
話しっぷりも、行動も、それじたい彼の持ち味でもあるのだが、
力まず、生真面目になりすぎない良さがある。
その彼が、部内の例会に参加することになったと聞いていた。
(休会する前には、わたしも何度か出たことがある例会である)
ところが。
それこそ、あの厄介で難儀な栗毛②で申請を出したらしい。
いったいなんでまた!?
仲間内みんなが、そういう反応を示したほどだ。
ご本人によれば、ちょっとした勘違いがあったらしい。
その栗毛②についてご存じない方は、こちらで👇
同じレッスンに臨むたびに、彼はひどく苦しんでいた。
わたしだって、苦労しっぱなしの馬だから、
そのお気持ち、まったく他人事とは思えない。
よくまあ、辞めるとか馬を替えられないかとか
言い出さないで頑張っているものだと感心していた。
例会という場は、
自分にとって乗りやすいと思える馬であっても、
口から心臓が飛び出しそうなくらい緊張して当然の場だ。
初級から上級まで、よく知る仲間から未知の会員みんなのまえで、
超絶テンパっている自分の騎乗をさらすのだ。
緊張しないわけがない!!
出番となるや、みんな引きつった顔でアリーナに向かう。
過去に取得したライセンスで経験してきた場とはいえ、
本当に、青ざめるか真っ赤になるか、
胃がひっくり返りそうになるのだ。
その彼が、きょう昼間にレッスンを受けていた。
なんとまあ!
このまえの月曜とは別人かと見まがうほど騎乗姿勢が良くなっており、
「みんなが座れない💦」と嘆く、あの突き上げてくる反動の駈歩を
かなり落ち着いた体勢で乗っていた。
それどころか後半には、
その馬ならではの尻で押す乗り方ができるようになっていた!
すごい! いつのまに!?
もうわたしとしては、感嘆の思いである。
ついつい鼻息が荒くなってしまう💨
(といいつつ、お昼を食べながら見ていたケド……^^;)
その指導をしておられた先生と、後でお話をしたのだが、
「良かったですよね、きょうのは。後半ぐっと変わりました」
と、ニッコリ満足げに語っておられた。
もう、見てて感動しました!
最初はときどきお尻が突き上げられて跳ねてもいたけど、
後半から、ぐっぐっぐっと押せるようになっているのが判ったもの!
すごかった、先生!
※自分が乗っていたわけでもないのに、やたらと興奮してしまう💦
その難しさ、骨身にしみて知っているもの .。゚*・(PД`q )・゚*。.
つい一週間前まで、きょうのような騎乗は影も形もなかった!
それが! こんなにも変貌する姿をまざまざと魅せられたら
なんだか、自分も頑張れそうな気がしてくるではないか!
わたしにも新たな練習課題……
じつは、わたしにも
この同じ先生から、とある練習プランを授かった。
singleagain は例会には出ないのかと、問われ、
「出たいのですが、以前の水準に戻れたかどうかも判らなくて。
いまは何に乗っても、できないという思いばかりで……」
そう話してからのレッスンだった。
そのレッスン後に、その先生が、
とあるレッスンプランを細かく説明しながら教えて下さった。
対極の特徴を持つ2頭の馬に、
同時に乗りつつ練習するのがいいという。
つまり、例会に臨むつもりで練習しているのは A の馬だが、
その馬とは真逆の特徴をもつ B の馬に(きょう乗った馬)
同時に乗りつづけるほうが、学びは多いと仰るのだ。
こんなふうに助言をいただけることは、じつに有難いことだ。
妙な癖が固まっているから変わらないだろうと諦められたり、
指導しても変わり映えがしないから言っても無駄だとか、
「のれんに腕押しだ」と呆れられてしまったら、
もうそれっきり、二度と助言はいただけないだろう。
声をかけていただけるだけ、ものすごく幸せなことだ。
あの彼を見ると、つくづくそう思う。
ここ一カ月ほどの、この先生の彼への指導は、その熱意は
じつをいえば、羨ましいほどのものがあった。
どの先生のどのレッスンをとるか
どの先生にマンツーをお願いするか
これは、またまた悩ましくて、眠れない日が続きそうだけど、
声をかけていただいた幸運に感謝して、
また、打たれても転んでも、何回でも起き上がる覚悟で臨んでみよう!
本日のつぶやき : また興奮しすぎて、眠れんぜよ。どないしょー💦