気が遠くなるような道のり
最近、乗っても書いてなかった乗馬。
もちろん昨日も乗ってきた。
その後に仕事だったので、夜食を軽く飲み食いして深夜にブログ書き。
きのうもなかなかハードにノサレました。
一つ目はともかく、2つ目!
習いたかった先生の手綱の扱い方。
それも、幸運にもラッキーマンツー!
(グループレッスンなのに生徒が独りだったこと!)
しかし!
むずい!(T_T)
むずすぎる。
乗馬はもちろん「両手両足(脚)が自在に使えてナンボ」だとは思っていた。
昨日は、脚は一切気にしなくていい、と仰る。
(しかし癖になっていて使ってしまう💦)
要は、左右の「中指薬指・肘・肩」をそれぞれ自由に使いこなす、
のが指令であった。
ということは。
両脚の「尻・腿裏・ヒザ・ふくらはぎ・足首・カカトも自在に……」
であろうことは自ずと推測されるし、
さらには、身体の軸、上腹筋上背筋、そして首から頭部までも、
それぞれ「自在に使えないと意味がない」ということである。
まあ、どんなスポーツでも、
身体の部位を自在に使えることが大切なのは同じことかもしれない。
ピアノもきっとそうなんだろうな。
中指・薬指に求められる動きは、
第一関節をちょんちょんちょんと手綱に当てて
手綱からつながる馬のお口のハミに、刺激を送ることがねらい。
これはそんなには難しくない。でも。
左利きとはいえ長年、右手を中心にして生きてきたせいか、
この指どもが、左右、同じリズム・同じ速さでは動かない。
イコールじゃないことが気になるので、帰路は、田舎道でも高速でも、
ずーっとずーっとこの中指・薬指のちょんちょん運動をしながら帰った。
それでもこれはまだ、ぜんぜん楽な練習だった(。-_-。)
気が遠くなるような道のり
もっと難しいこと。
それは、左右の手にそれぞれもっている2本の綱のうちの1本だけを、
それぞれの片手だけで、
するすると伸ばしたり、短く持ち替えたりすることだ。
素手でも難しいのに、乗るときは保護のために手袋をしている。
おまけに、手袋にはすべり止めが付いている。
この手綱は、馬の口と引きあっている。
この引きあった綱を緩めることなく、ピーンと張ったままで行うのが原則だ。
たとえ数ミリでも短くなっていけば、
くりかえし行うことで数センチ短くすることはできる。
利き手の左手は、まだわずかずつでも短くなった。
問題は右だった。不思議なことに、
初めての動きは利き手の方が、習得がだんぜん速いみたいだ。
なんのための練習かといえば
運動の初めはいつも、馬にうんと頸を伸ばさせて
背中が自由につかえるように歩かせてあげる。
人の重みがかかる背中を痛めさせないためだ。
でもその体勢では、前のめりで前足に重心がかかり過ぎている。
野生の馬が走るときには普通の体勢だけど、
つまずきやすいし、馬術には望ましくないバランスなのだ。
それを変えていかねばならない。
また、馬が歩くときは、ふつう頭がよく動く。
それがふつうなのだが、その動く頭をなるべく動かさないよう固定する。
さらに、
前半に書いた、さきほどの指先ちょんちょんの動きをくり返していると、
馬の頭がカクンと下がることがある。
そのタイミングで、手綱の張りを一瞬ゆるめて褒めてあげるのだが、
その瞬間に、ささっと手綱を短くもちなおして(できないけど💦)
前方に長く伸びた馬体を、すこしずつ、みじかく短く詰めていく。
横から見たら、頸をだらーんと伸ばして長方形だった馬が
だんだんと頭を持ち上げながら四角くなっていく。
重心が前にかかり過ぎていたのを、正しいバランスに起こしていく。
このあたりのこと、理論では知っていた。
知っていたから、両手でやっていた。☜ 問題はここ!
これを片手でやらねばならない。
これが、「手綱の扱い方」レッスンの狙いだ。
馬術では、乗り手はなにもしてないフリをする。
目立ってはいけないのだ。
なんにもしていないのに、馬があんな動きもこんな動きもする!
というところが目指す世界なのだ~。
ワタシなんぞ目立つ動きをしていても、できないことが多いのに。
だから、両手でごしゃごしゃせず、
涼しい顔をして片手でやり遂げろということである。
それを、幸運にも単独レッスンになったから、
先生がみっちり教えてくださった。
こんど両手でやったりしたら、
「このまえ教えたあれはどうした!」とどやされるに違いない💦
嬉しすぎて涙出る―💦.。゚*・(PД`q )・゚*。.
プレッシャーの極みではないか。
宿題が出たようなもんだな。
テレビやビデオを見ながら、片手でシコシコ練習やるしかないっ💦
だからね、この絵のこの弛んだ手綱はダメなのよー💦
本日のつぶやき : 馬で、初めて宿題が出たわー
追記
9/2 素手で、手綱を1本だけなら片手でも短くできるようになった♬