お独りさま・始めてみたら快適じゃない!?

single again……独りで生き抜くよ♪ 毎日もがいて迷い悩みうろたえ生きている。自分と向き合うための記録。

外国語を話すプロセスのひとつ

数日前に書いた、ドイツ語教室の口頭発表の続き。
※すみません、一部訂正というか、追記アリ



思いがけず、A4 3枚という長さになったので、
先生には、読んでもいいかと許可をとっていた。
先生も、こんなに長い発表になるとは想像もしてなかったらしく
しぶしぶ承知してくれた。


だが発表の当日。いざ、わたしが原稿を読みだすと、
誰もいっさい聞いていないのが見てとれた。
「読む」というのは、これほど惹きつけない行為なのか!?


あんなにがんばったのに!


そんな思いから、なんだか無性に腹が立ってきて、
直観で、原稿をテーブルに叩きつけた。


間違っててもいいや!


そう割り切って、思いの丈を話し始めた。
不思議なほど、ドイツ語はつるつると口をついて出た。
原稿を覚えようとしたことは一度もなかったが、
それこそ1か月の長きにわたって書きまくっていたから、
単語も構文も知らず知らずのうちに、
じゅうぶん覚えこんでいたらしい。


それからというもの、クラス皆んなの目の色が変わり、
のめり込むように聞いてくれていた。



わたしの発表は1日では終わらず2日におよび、
終ったあとには、皆んなが
「このまま終わりたくない。ぜひ議論したい!」
と言い出した(らしく)
そのまま場を教室からメンザ(食堂)に移して、
そく意見交換となった(らしい)。


なぜいちいち(らしい)と付しているかというと、
口頭発表を終えたわたしは、完全な放心状態に陥っていた。
自分自身が、全くのもぬけの殻になっていて、
周りの言葉がほとんど聞こえていなかった。


ユダヤ・イスラム・カソリック・プロテスタント・ロシア正教と
それこそ宗教心の厚い人たちばかりの世界だ。
みんなの意見をものすごく聞きたかったのだけど、
わたしは、そのままぼっけーと呆けてしまっていて、
なにひとつ記憶に残っていない。


後日追記 : 肝心なことを書き忘れていた💦
このときのトピックは「マインドコントロール」である。
つまり、カルト教団が勧誘のさいに使う手練である。
そのことについて語ったので、
信仰心の厚いみんなが議論したいと盛り上がったのだ。
ここんところをすっぽり書き忘れていたので、追記する。



教室に戻るおりに先生から、ひとこと
「あなたの自己開示が、これを成し遂げたのよ」と
いわれたことだけを覚えている。




ところで。
いまわたしはドイツ語がまったく話せない。
とはいえ一度は、閾値まで達しているから、
一週間ほどまわりで話されるドイツ語にどっぷり浸っていると
たぶん、あの初級レベルまでは戻れるはずだ。


こういうふうに無意識下で話すまでのめり込んでしまうと、
逆に、同水準の他言語と識別ができなくなってしまう。
わたしの場合、英語とドイツ語がチャンポンになる。
知らない単語があるとか、いいなれている単語があると、
そちらが優先されて別言語の中に出てきたりする。


これを無意識のうちにやってしまうから、
じつはものすごく怖い。
怖いから、ドイツ語を使わないように辞めたのだ。



過去に、3か国語くらい話す人たちに確認したことがある。
こんなふうに言語が混乱することはあるか、と。
何人かの人には共感を得た。
かれらがいうに、
たまに話し相手がキョトンとするので、聞いてみると、
話していたフランス語の中に日本語が混じっていたとか
6か国語話すドイツ人の友だちが、
平然とポーランド語でわたしに話しかけてきたとか
わたしも、同じ日本人に向かって英語で話し、
ドイツ人に向かって日本語で話していたりした。
テキトーも甚だしい。
※酔っぱらっていたしなぁ^^;



そうかと思うと、LingQ というサイトを開いて
多言語獲得を推奨しているカナダ人の男性は、
おどろくほど流暢で完璧な日本語を話している。
かれはわたしがバツイチになる以前から13か国語は話せていたから
いまなら20か国語くらいマスターしているかもしれない。
ツイッターでテキスト対話したが、漢字も完璧だった。



言語というのは、マスターすればするほど次が楽になる。
とはいうものの、どうやれば混乱しなくてすむのか。
あのとき、カナダ男性に確認しておけばよかったな。



   


本日のつぶやき : だから、一か月ほど徹底すればだれでも話せるのよ
基本文法や語彙はそこそこ必要だけど、この集中コースは2カ月単位だったから。

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