愛おしすぎて学べない……
17日金曜日の話……。
乗馬の話なので、ご関心ない方はスルーしていただければと思う。
ごめんなさい。
ぼやぼやしているうちに2日も経ってしまった。
実り多いレッスンながら、痛みも多かった
早い話が、右足を踏まれてしまった。
馬装(馬に鞍を載せること)している最中に、洗い場(馬装する場所)の反対側を先生が通られた。それだけならよくある話だ。だがそのときは、どうやら洗い場にかけている時計の遅れを直して、もう一度かけようとされた。(馬体越しなので、あくまでも推測) おそらく、先生が下から上へもち上げた時計に、馬がひどく驚いたのだ。
(馬の目は、真正面が見えないだけで、後ろまで左右よく見えている。さらに、肉食獣の餌食になる立場ゆえ、いろんなものに酷く怯える習性がある)
とつぜん馬があわてて動きだして、見事にわたしの右足の爪先部分を踏んだ。
「踏んでる! 踏んでる! 踏んでる!」
いつもなら、馬に動いてほしいときは軽く押すのだが、そのときは痛くてそれどころではなかった。
ビッコを引きながら乗れるかどうかを推し量る。歩くのは痛いが、乗りに必要な下に踏み下げる動作なら大丈夫そうだ。でも、本当に大丈夫かどうかは微妙だけど……。じつは同じように踏まれた友人は、乗るのに支障がなかったので放置していた。いつまでも痛むので診察を受けたら、じつは小指を骨折していて、完治するのにえらく長引いていた。
いやほんと、他人事ではない。
まあ、わたしの足指は、いまのところどこをどう触っても痛くないし腫れてもいないので、大丈夫なんだろう。こういうとき、鉄板入り本革ショートブーツにすべきだったかと悔やまれる。むろん価格は13,500円ほどアップする。足の痛みか・財布の痛みか。
お修理中のロングブーツが戻るまで……とケチったのだ (。-_-。)
※雨の日用としては合皮のがいいしね。
爪先だけではない。無用な痛みの享受も数知れず。
わたしは本当、アホなんだな。
可愛いすぎて、愛おしすぎて、怖さを忘れる。
その後の二頭目も、お口がむにょむにょと可愛いので、指をお口に絡ませていたら、
急にがじーっと左小指を噛まれだした。
「痛~! 離して! 離して!」
ほんまにアホなのだ。こういう失態は数知れずある。
あるのに繰り返しやってしまう。
馬にしたら、その辺のロープをしがんたりチェーンをガジガジ噛んで遊んだり、と同じ。
いつぞやは親指をちゅぱちゅぱと吸うので、お乳のこと思い出してるのかなと愛おしく思っていたら、とつぜん歯を立てられて、「ぎゃぁぁあ!」
声にならない声をあげた。
ほんまに、ほんまにアホである。
痛みに懲りないのだ。
そのうち1・2本指を詰めて、迫力を増したワタシになるやもしれない。
いやホント。
ニンジンをあげていて、指を失った方もおられる。
下に落ちれば再生も可能だけど、お腹に入っちゃったから……。
こんな物騒な話をいろいろと知っているのに。
マジ、わたしも心を入れ替えないとダメだ。
長くなったので、後半はつづく。
本日のつぶやき : 周りは、なぜ怖がらないのか不思議ならしい。