お独りさま・始めてみたら快適じゃない!?

single again……独りで生き抜くよ♪ 毎日もがいて迷い悩みうろたえ生きている。自分と向き合うための記録。

焦がれても手の届かない存在


久々に馬のことを書こう。


ここのところちっとも書けなかったのは
相変わらず、どん底を這いつづけていたから。
好転しかけたこともあったが
ふたたび奈落の底へ。
漆黒の闇底にたたき落とされている。




ファースト君に波がありすぎて
乗りこなすのがますます難しくなっている。


その一方で、
ジュニアが乗れば、ファーストは
外部試合で優勝をかっさらうほどの出来になる。



つまり。
われわれシニア会員は舐められている。
ファーストは、とことん気難しくなり
わたしの心はいまやズタボロである。


かなり上級の先輩方もやられているのだから、
自分の下手さのせいばかりではない。


とはいえ。
いくら自分にそう言い聞かせてみても、
被るダメージは、ひたすら大きい。
なけなしの自信はもはや、砕け散ってしまっている。



しばらく彼に乗るのは止そうか。
へたすると––––


……もう乗るのも辞めようか……


そんな文字さえ、心に浮かぶ。


……なんてことだ。
これまで陥ったこともない深みだな、これは。





聞いてもらえそうな先生に、ひとりふたり
それとなく聞いてみる。
メインの練習馬を変えてもいいだろうかと。


先生A 「現状がマイナスの結果しか生まないのであれば
変えてもいいのでは?」


先生B 「逃げちゃだめですよ。(そう思って3か月耐えてきたよ先生)
まだ20年は乗るでしょ。そのうちの3か月ですから。
これを打破した先に待っているものがあるんですよ」


こぎれいな顔したジャニーズ先生、意外に手厳しい。
(20年ったら80歳じゃん。運転できないし、そんなに乗れないよ)




たまに、あてがわれた他の馬に乗って、
気持ちよくレッスンし終えると、
嘘みたいに心が晴れる。
ああよかった……そんなに酷くない。
ファーストに苦労しているだけだ。


ほんのささやかな好体験のおかげで、
ぼっこぼこに凹んだ心はバンドエイドを貼ってもらって、
癒えてくる。
その後に続くレッスンにも好調に臨めるから、不思議だ。







この日はいつになく好調だったから、
おかげで気付かされたことがある。


指導のポイントっていうものは、
成功したときにこそ腑に落ちるものなんだな。
馬の状態が良くなった、という好転を実感しないと
指導のポイントは意識にしっかり残らない。


考えてみれば、当たり前のことかもしれないが。
だから、「いい馬」で練習しないといけないのだな。
指導のままおこなった自分の扶助に正しく反応する馬がいて初めて
その扶助の意味を知ることができるのだ。



ファーストは諸刃の剣。
乗りこなせば多くのことが学べるパートナーだが
見合う力を発揮できねば、素直に応えてくれない。







やはりしばらく離れていよう。


そしていつか必ず、
ファーストとコンビを組んで練習できる存在になる。




本日のつぶやき : もうずっと全身打撲よ

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