少なくともハミびっこは掴んだ
昨日のつづき。
ハミびっこを経験する!
先生A のレッスン中のこと。
前記事で記述したポイントみたいなところは
この馬とそれまでのマンツーで何度か経験してきたせいか
わりといい感じで、あまり注意されることもなかった。が。
左手前(反時計まわり)から右手前に変えたころ。
馬がとつぜんびっこをひきだした!
「跛行した!?」あわてて先生に確認!
先生の支持で、正反憧から軽速歩にきりかえたが、
跛行がひどくて、リズムもとりにくい。
馬の脚を痛めさせたのか!?
かなり慌てたけれど、
先生のんびりとした調子で「ハミびっこですね」
ハミびっこ??
名前だけは聞いたことがあったけれど、
どういう現象なのか、
なにが原因なのかまでは把握していない。
「すこし左のアゴを譲らせて」
それまで、ひたすらじーっとするを固守していたので
アゴを譲らせることなんて、すっかり忘れとったわ💦
でもこれは先週の金曜日にやったばかりのことだったので、
ゆっくり思い起こしながら、
左のコブシをゆっくりニギ・ニギと数回くりかえした。
その都度、コクンとわずかに馬の頭が下がる。
「はい、譲らせたら、コブシ両方を揃えて推進」
「戻ったでしょう?」
ぎゃー💗
跛行がなくなってる~!!
すっげーっ💗
こういうのを味わうと、もうなんちゅうか!!
叫びたくなってしまう。
先生が、レッスン終了間際にていねいにご説明くださった。
ふつう馬は、前肢をきちんと持ち上げて前に出す。
ところが––––
この馬は、左の口が固くてツッパリやすい。
もともと馬体の半分が硬いのもあって(たぶん右が硬い)
左手前をしていても、ややもすると右を向きやすい。
右が硬いから、右側の身体を伸ばしづらいのだ。
乗りつつ、少し右をストレッチさせたつもりが不足してたか。
そんなふうに左の口がツッパっていると、
同じ側の前肢––––左前肢が、
ちゃんと関節を曲げず、突き出すように、前に出るらしい。
パンチを繰り出すようなかんじというか、
左前肢もツッパっている……とでもいうべきか。
でも、右前肢はちゃんと節を持ち上げて走るから、
左右の身体の使い方がちがうために、びっこになるし、
実際に、それが原因で肢を痛めることにもなるらしい。
はぁ~
なかなか感動モノである。
でも、こうして自分で原因と結果を味わえると
学び掴んだことはけっして忘れない。
いくら忘れっぽいワタシでも!
馬がじぶんで好きなように自由に走っているときには
こんなことは起こり得ないのかもしれないけれど
申し訳ないが、馬場は馬にもスポーツをさせる。
馬にも我慢してもらって、
身体をしっかり使わないとできない動きを求めるし、
同時に、
乗り手も、我慢して耐えるような乗り方をしないと
馬に伝えることができない。
ということで。
ホントに、なにか掴める日が来たらいいな♫
最近になって、ようやくわくわくしている馬デイである。
本日(昨日!)のつぶやき : 雲海に迷い込んだような日々が長かったよ~💦