悔しくて眠れそうにない
慌ただしい一日が終了した。
きょうも馬の日だった。仕事を終えて、ようやくいま。
反省点が山ほど見つかった。あり過ぎて眩暈がしそうだ。
乗る前の聞き込み
それこそ一頭ごとに個性があり特徴があるので、たいていの場合みんな乗る前に、先生がたや先輩がたに質問して情報を集める。
どんな馬なのか。準備はどうか。馬が嫌がることは何か。何に注意して乗ればミスが少ないか。乗馬では、通常「こうしたいときはこうする」というセオリーはあれど、それが全般に通用することはない。この馬にはそれだけはしない方がいい、みたいな例外話がものすごく多い。そのため事前に、それを聞きこんで乗る。もちろん反対に、一切の前情報を集めない人もいる。先入観をもたないほうがいいと考えるわけだ。
わたしは前者で、前知識は欲しい方だ。
一応、自分では確認したつもりだったのだが、もっと集めておくべきだった。訊ねたA先生が、アッサリな人だったのが残念の極みである。
わたしにしたら、馬が跳ねようと横っ飛びしようと、その現象に驚きはするけど怖がりはしない。怖くはないが、自分のなにが原因でそんな反応を馬にさせたのか、それは知りたい。原因の判らないことを一番不安に思う。原因不明なら再発させるだけだ。
でも、最後まで原因はわからなかった。
結局のところ、あとで他の方々と話をしていてわかったのは、原因が、脚ではなくこぶしの方にあったらしいこと。この馬はことさら口が敏感なため、極力こぶしは動かさないほうが良かった。このデータこそ聞いておくべきだった。
この馬は、乗り手が意図しなくても自分から「よい頭頸のかたち」を作り出してくれる。その理想的な形をつくれない場合、乗り手はお道具に頼ったり、こぶしで微妙な動きをしたりしてなんとかその形に近づこうとする。だがこの子は、自分でその形を作ってくれる。だからむしろ何もせず、そのまま乗っていればよかったのだ。
それを、わたしはヘタに弄っていたかもしれない。休会前に練習していた、左右の拳を交互ににぎにぎしたり、くりくりとゆるく回してハミで遊ばせるとか、まさに、この馬には一番してはいけないことをやっていたような気がするのだ。
なんかもう組合せが最悪だな。
知らなかったとはいえ、一番避けるべき馬に一番避けるべきことをしていた。
二頭目も駈歩の反動が異質だったので、馬の動きに随伴するのに難儀したが、もっと推進が掛けられたら気持ちよく乗れる馬らしい。こちらはまだ筋道を立てて考えられるので、次回の課題として構わない。納得できれば気持ちは落ち着くのだ。
ということで、帰宅間際あまりにもイリイリするので、移籍してからずっと教わっているK先生にマンツーマンをお願いして予約してきた。ズババババハババッと機関銃のごとくに指摘を飛ばしまくってくる手厳しい先生だけれど、一番長くわたしのダメなところをご存じてである。それと、欲しい説明はしてくださる。
ああ、くそう! 一日も早くリベンジしたい!!
本日のつぶやき : また悔しくて眠れないかも .。゚*・(PД`q )・゚*。.