皆さんは、自治会活動を
どうしていらっしゃるのだろう。

わたしは転居してきたときに、すぐに加入した。
むろん一人暮らしだから、何かあったら困るし、
自営業など地域に溶け込まなければ維持できない
という思いもまたある。

あるいは、
こちらのゴミ出し監視魔神がお出ましになったから、
というのもあるのかもしれない。

しかし。
あれから２年……。
たった２年のうちに。

こちらの記事でも書いたように、

うちの地域で、同じ組に所属する世帯数は、なんと
いまではわずかに５世帯のみ。
わたしが入会したときからすると、
当時の組長が脱会されて、隣の隣が抜けられた。

うちが回覧を回すときは
９軒くらい飛ばした先のお宅に回すことになる。

この調子でいくと、来年はうちが組長である。
まあ何年かに一度は
取りまとめの仕事がまわってきて当然だが
こんな調子では、５年に一度の周回となる💦

じつは以前の自治会で、体育委員とやらを勤めたおりに
滅法しんどくて疲れ果てたことがあった。

仕事じたいは大したことがない。
大したことではないし、
むしろもっと簡潔にできそうな作業なのに
わざわざ多くの自治会委員にわりふるために
めったやたらに煩雑になっていた。
なぜそんな手順を踏むのだろうか
なんのためにそんな手間をふむのだろうか。
そこが理解できなくて、頭がスパークしてしまったのだ。
はっきりいって、馬鹿げていた。

その記憶から、自治会に入会し続けるかについて
しばらく憂えていた。

そんなおり。
つぎの自治会長からじきじきのご訪問をいただき
自治会長としての思いを語られた。

高齢化と、独り世帯の増加
隣家との付き合いも減ってしまって
近隣情報の把握もすっかり失せている。

• ご家族はいるのか
• 身寄りはあるのか
• 人付き合いはしてこられたのか
• どんな生活を送っておられるのか

こうしたことは全て
干渉といってしまえば干渉にあたるが
おせっかいを焼き合わないかぎり
仔細な事情がわからないままになっている。
だがそれは、
ひとたび災害が起これば、命取りになる。

いまのような
内容のない回覧や魅力の薄いイベントを
惰性のままずるずると
実施し続けることはもはやどうでもいい。
しかし。
自治会は、むしろ
もっと相互扶助の機能をもつべきではないか。

控えめに、そうおっしゃるのだ。
わかります。まさにそれは
我が意を得たご意見だったから。

そして、
やはり組の統廃合の話が持ち上がっているらしい。
さらに、
現役世代には、組長以外の役回りの兼務を
軽減していくつもりだとも話してくだった。

まあ要するに、
ご訪問いただいた理由は、お引き止めである。
分かってはいても、
考えさせられる内容だった。
わたしもまた常日頃から、思い悩んできたことだもの。

いまどき、誰しも100歳まで生きながらえる覚悟で
いなくてはいけないのだから
60代であろうと70代であろうと
定年の無い職務であれば
ひきつづき働いておられる方は多いだろうに
なんとも頭の下がるお話だった。

ということで。

脱会したいと思っていた自治会なのに。
なんとなく言い出しきれぬまま、
いまに至っている。

本日のつぶやき : 友情なんて必然でしか生まれないしなー