芸事はすべからく厳しい
先日、「お笑いはネットでは見られない」のが残念だっていってたのに、
ここんところ Netflix でずっと過去の M-1 を視聴している。
あのときは、こういう収録があるのを知らなかったのだ💦
M-1 を連続視聴し始めてから、おもいだした。
いつからかリアルタイムで見なくなった理由を。
2007年あたりから2009年にかけてかなぁ……。
出ているお笑いが、
いくら審査員が高得点を出しても、会場でウケていても
わたし自身はどうにも笑えなくて
なんかお笑いの質が決定的に違いすぎていて
わたしには面白くなくなってしまったからだ。
でもさすがに、
10年分の M-1 をこれだけ連続して一気に見ると
「お笑い」にも流れがあって、いつから何がどう変わって
自分好みでなくなっていったのかが判るようになってきた。
単純にいって、わたしはコントが好きでないのだな。
コント漫才が主流になるにつれて、シラけていった。
もちろん中には、コントベースでも掛合いの上手いペアもいたけれど。
もう1つ。
もっと好きじゃないのは、どなり漫才だ。
叫んだり、わめいたり、ののしったり。
最初から最後まで、
大声で叫びっぱなしのモノトーン漫才は一番苦手だ。
テンション上がりっぱなしで、疲れてしまう。
静かにおさめたりする緩急のなさ。
一本調子の漫才は好きじゃない。
それでもまあさすがに、
グランプリをとるペアぐらいになると、
わたしでもそれなりに笑えた。
上手い!っておもえる瞬間があった。
ネタの構成がよくできてるって感心させられもした。
正直、ヨカッタ~……と安堵したよ。
だって、ぜんぜん笑えなくなったら哀しいやん。
これまでテレビでは、
録画のしやすさで漫才よりトーク番組ばかりを見てたけど
トークで活躍しているのも、漫才でも技量の高い相方
しゃべくりが上手かった方ばかり。
ペアといえども力が拮抗していないと、
こういう落差が生じてしまう。
これが痛い現実なんだな。
ひるがえって自分はどうなのか。
いまの仕事で、どこまでやっていけるのか。
ちゃんと受け止めて考えないといけないな。
本日のつぶやき : 芸事の厳しさはすべからく跳ね返ってくるな~💦