お独りさま・始めてみたら快適じゃない!?

single again……独りで生き抜くよ♪ 毎日もがいて迷い悩みうろたえ生きている。自分と向き合うための記録。

「自分ができるか」から「馬にさせる」へ

きのうは馬デイ。
いつになく、きつかった。
見た目ラクそうなのに、スポーツとして取り組むと
乗馬はほんとにしんどい。


一つは、ハミ受けレッスンだが、
いよいよ一つステージが上がった。
これまでは馬のキコウ(背の骨ばったとこ)あたりの高さで
頭頸を丸めてアゴを譲らせていればよかった。


きのうからは、手綱を少しずつ短くしていって
馬の頭頸の位置を高く保ちながら、アゴを譲らせていく。


先生の要求の速さについていくため、
弛めていた折返しもちょっとかけた。
手綱を短くしていくあたりから、コブシの使い方が変わる。
それまでのコブシを下げて後方に引くより
オヘソもしくは鞍の前橋(ぜんきょう)あたりでキープして
左右のコブシの高さに差を付けたり、
小指から三本の指だけでアゴを譲らせていく。


  • 発進・歩度の詰め伸ばしで頭の位置や高さが変わらないこと
  • 隅角では決して頭頸を下げさせない(もぐらせない)こと、
  • アゴが前に突き出さないよう、都度、譲らせること。


こんな感じだったろうか。




もう一つのレッスンで、
こんどは先生は違うが、こちらもきつかった。
でも、こちらでも一歩進んだ観がある。


このときは口があまり硬くない馬での練習。
口の堅い馬だと、乗り手も動きを大きくしてアゴを譲らせていくが
口のあまり硬くない馬の場合、
コブシはむしろ動かさず固定するつもりで乗れ、という。


初級から中級に上がるころ、
コブシの静定はよく指示されるのだけど、
それは正反憧のときにコブシが揺れないように、という話。
今回のは、馬の口に噛ませているハミを静定させるためで
馬にそのハミを追わせるようにするためである。


コブシを鞍の前橋あたりで、終始かためて配置する。
さらに脚も、揺れないように固定する。
シートは軽めにして、ヒザから下に重心をかける。
シートを軽めにするのは、体重が下手にかかって背を張らせると
馬の頭が不用意に跳ね上がって鼻先が前に出でしまうからの用心だろう。


このままで隅角・半巻き・斜め手前変換
さらに歩度の詰め伸ばしを行う。
これが実にきつかった。


先生の説明によれば、口の堅くない馬の場合
こういうふうに、乗り手の動きをシンプルにすれば
馬もシンプルに反応し、ハミを追うことに集中してくる。
トラブルも起こしにくくなり、
経路を回っていても起きたプチミスが目立たなくなるらしい。


いま、だいたい馬はハミを受けていますが、

ときどきスッと外してくるんですね。外しはしますが、

コブシが安定してそこにあり、ハミも同じところにあるから

また馬がハミに戻ってくるんです。

それを保つ方がいい。

こういう乗り方をする方が、見た目にもきれいに乗れているんですね。


アゴを譲ったように見えても外している状態を、カラッパミという。
また、突き出そうとするアゴをふたたび譲らせるのは
先のレッスンと同じで、三本の指とヒジの関節だけでおこなう。


筋肉はつかわず関節でおこなう


これがミソらしい。!(◎_◎;)  
指を曲げるだけの行為は、まさに関節の動きだ。
ヒジの角度をかえる。これも関節だ。
ここに筋肉の力はつかわない。


むっずーい。
なんとなくやれているらしいが、以前から苦労してきた
指や肘や肩など、パーツごとに使えるかどうか
そんなレベルの話だけではなかった。
関節と筋肉まで分けて考えるのか。


とまあ、ホント細かい話で、
お世話になった馬ちゃんのお手入れをしながら、
しばらく頭の中で、先生の言葉をいろいろと反芻しまくった。


奥が深い。
でも、少しずつ「調教」といわれるエリアに
自分も踏み込んできた気がする。


ただ、反省点と課題もある。
脚が安定せずに後ろへ流れやすい。
アブミ革を1センチずつ伸ばしたのが良くなかった。
レッスン後にすぐに戻した。
それでもまだ前後に微動する脚位置を固定させるのに
たぶん一カ月ぐらいはかかるらしい。


一度も乗らずに1カ月すごしても意味はないから
これは毎日乗っての30日カウントだろう💦
この日と同じクオリティの乗り方をしての30鞍分なのだ。


ほかの指示や注意事項に気をとられていたら
脚はいつもどおり流れてしまう。
となれば、リセットしたようなものだ。
意識しつづけて30鞍……気が遠くなってる場合ではないな。
一回ごとに徹底して、脚の固定を意識しないと、
ダメだってことだな……


ああ゛自制心が求められている。



本日のつぶやき : なんでも自制心のあるなしが決め手かも……

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