先日、どこかのyoutube で、おすすめ習慣として
朝一番にその日すべきことの列挙をあげていた。

きのう・きょうと実践してみて、なるほど充実感がある。

あれもやった、これもやった。
同じセクションに電話して片付くことを、一気に処理できた。
細々としたことが多すぎて、
確認し忘れたり伝え忘れたりしてきたことは数知れずだけど。

面倒な事案だと、向き合うことすら億劫になって、
見ないふり・考えないふりをして遠ざけがちになるが、
リスト化することで意識せざるを得ない。
毎日のように「やらねばならぬ」ことと向き合うおかげで、
少なくとも思考が途切れずに済む。

迅速に決意することが大事

あまたいる乗馬仲間のなかでも、ひときわ
成果をどんどん上げていく友人を見ていると、
意を決することの重要性が目を引くように思う。

ぐだぐだと優柔不断に迷って、
やるのやらないのと二の足を踏んでいるワタシと比べると、
彼女には「やる」という選択肢しかない。

むだに迷わないので、
決意した「やる」ことのために「何が必要か」しか考えない。
「いつ」「なにを」「どれだけ」予定に組み込むか。
それしか考えないのだ。

最善のプログラムを組むことだけを考え、
あとは早起きして列をなし、
並ぶことで「なにか」を着実に確保する。

片やわたしは、そんな友人に押されて尻を叩かれ、
ようやくトロトロと動き出す。

予約が８割がた埋まってしまった中で、
空いてないと泣き言いいながら、不十分なプランしか組めずにいる。

あほうだなぁ。

　

彼女のまなざしは、かなり遠くまでを見据えている。
あと何年乗れるのか。
あと何年運転して通えるのか。
それを見越して、その上で、
どこまで登れるのかまでを試算しているようだ。

同い年なのだが、どうしてそこまで貪欲に見通せるのか。
そのあたりの構えからして、意欲からして、
わたしなんぞ、圧倒される。

そりゃ、上手くなりたいのはなりたい。
そのためにあくせくクラブに通っている。

けれど、そんなに走り続けられるものなの？
ちょっと一息つきたくない？
どんな高みまでを見つめているの？
半年前より「いま」の方が良ければ、それでいい。
それが、嬉しい。
そんな、のんびりした自己姿勢を、正当化しそうな自分がいる。

もちろん個々のペースで走ればいいことなのだ。
それはわかっている。
でも、いつも圧倒されている。

もう一人のお仲間は、仕事で目一杯ヤキモキするのだから
せめて乗馬でまで苦しみたくはない。
上手くはなりたいけれど、
試合に出て、緊張して、これ以上ストレスになるようなことは
ぜったいに御免だという。

そして、わたしたちはいつも
「いったい何を目指しているの？」という話題に至る。
いつものわたしたちの会話。
いつもの話題の行きつくところ。

いったい何を目指しているのだろうね。
馬と分かり合えるようになりたいんだよ。
馬が喜んでくれるような乗り方が、いつかできるようになりたいんだ。
それしかないんだけど、
それには、上手くなるしかなくて。

でもその道のりは、それこそストレスの塊なんだよね……。

　　

　　　　　　　　　　　　　　何を求めて、どこへ行きたいのか

本日のつぶやき : そしてこれは、なにも馬に限ったことじゃないのよ。