なにが不運でなにが幸運か。
一概には、わからないものだ。

じつは一昨日の木曜に、ちょっと人間関係のトラブルがあり、
「しれっと対応する」という友達のようには振舞えないゆえ、
なんだか不利な役回りを演じることになったのだ。

相手に共感してしまうがために、
その人の不満を一手に聞かされる羽目についた。
わたしは、その不満を善処できる立場にはないし、
イニシアチブをとる権能がないにもかかわらず。

さらに、つづく馬の騎乗も上手くいかなくて、
かなり落ち込み、うつうつと考えながら山道を走っていたら、
注意散漫になっていたかして、なんと事故ってしまったのだ。

泣きっ面に蜂とはこのことぞ。

おたがいに車の物損だけで済んだのだけど、
警察に届け、保険会社に連絡し、
ぶじに帰宅できたし、仕事にも間に合ったのだけど
その日の人間関係という心の負担と、
いま増しつつある仕事の負担と、
ストレス解消になるはずの乗馬も不調となると
ストレスは三乗で、
さらにこのうえ事故かよ？！
と、泣きが入っていた。

車は快調に走ってはいるし、
見た目にもひどい損傷ではないのだけど
一応プロに診てもらわねばと、
きょうディーラーに持ち込んだら
なんと！
軽く磨いてもらうだけで、傷はほとんど目立たなくなった。
塗装の禿げたところがやや黒ずんでいるだけだ。

それこそ、禿げが汚れに見える程度だった。
バンパーの硬いところが当たったため、
こちらは軽傷で済んだらしい。
自車には保険をかけていないので
まさに不幸中の幸いだった。

相手車は柔いフェンダーが傷ついているから、
後始末の費用はかなり値が張るだろうけど。

いや、それよりもなによりも！
実は、もっと厄介なことが潜んでいた。
自車の後輪タイヤが釘を踏んでいたのだ。

水をかけると、ぷしぷしぷしと泡を吹いている。
つまり空気が漏れている。
一応、タイヤは直してくれたのだけど、
しばらくは空気圧に気をつけてくれ、と諭してくれた。

事故を起こしていなかったら、
わたしは絶対に気が付かなかった。
わーお。
まさに塞翁が馬だったわサ。

離婚したときも、
自分はなにかと守られている……と思うほど、
いろいろな巡り合わせに感謝したものだったけど
今回もまた、
人間関係がトラブり、馬で凹み、さらに事故ったという、
まさにその日、「きょうは厄日なのか！！」と凹みまくっていたが、
その点検のために車輛を高く引き上げたからこそ
タイヤの釘踏みが見えたのだ。

週に２回も高速に乗る身だ。
空気漏れで、タイヤがバーストしていたら、
こんなささやかな事故では済まなかった。

幸運だなぁ、わたし。
おまけにディーラさん、きょうはお値段とらなかった。
ありがとう。
つぎの車検はディーラでしてあげよっかな。

本日のつぶやき : 昔の担当が嫌な奴だったので、いまは挽回してくれている