お独りさま・始めてみたら快適じゃない!?

single again……独りで生き抜くよ♪ 毎日もがいて迷い悩みうろたえ生きている。自分と向き合うための記録。

馬を作り上げる②--柔らかくする

ほろ酔い気分です💗


きょうも馬に乗って幸せだったけど、
大失敗もあって、めっちゃ勉強になった一日だった。
その大失敗について書こう。


いま、わたしは馬を柔らかくすることを目指している。
馬に背中を使ってもらい、頭頸を丸めさせて、
アゴをひいてもらい、背を張らさないようにする。
緊張させないように、リラックスして走ってもらう。
それが理想。


じつは、途中まではよかった。
しっかり要求しないとグズグズすると評判の馬だったけど
一度も面倒を起こさず、ぐいぐいと走り、
ちゃんと身体をしっかり使って走っていると褒めていただいた。


ところが。
どのタイミングだったのか。
どこらへんから乱れてきたのか。
折返し手綱をすこし短くしたせいだろうか。
柔らかに走っていた馬体が
すこしずつ強張ってきていたらしい。


折返しを短くした理由は、
求めればすぐにアゴを譲ってくれるのだけど
たびたび突っ張ってしまう。つまり、鼻先を前に出してしまう。


もとめる姿勢は、馬の鼻面が垂直になること。
形だけのことではなくて、この状態でハミを噛んで
走ってくれることが、ハミ受けの一歩なのだ。
馬場馬術は、ハミ受けに始まり、ハミ受けに終わる。
これができないことには始まらない。


その鼻先がたびたび前に突き出てしまうので、
自分の意識が、そこだけに捉われてしまう。
これは、折返しをかけて他のことに注意していくべきかな。
そう思ったせいだった。


たぶん、わたしの馬に対する集中が切れたのだろう。
自分の馬がいまどういう状態なのか
それを観ようとする意識と意欲が薄れたのだとおもう。




ここから乱れた。
先生からも、馬を強張らせてしまったとダメ出しがあり、
リセット。最初からのやり直しが求められた。


途中を省略すれば、巻き返しはできた。
レッスン初めと同じように、頭頸を丸めてもらい、
アゴを譲ってもらい、速歩でしっかり出して
やわらかく駈歩をさせる。


駈歩の歩様でわかった。柔らかくなった。


でも、もっと以前に強張りのサインがあった筈だ。
それを、折返しという道具に依存したばかりに
しっぺ返しがあった。


馬自身、集中力は15分くらいしかもたないと聞いていたが
わたし自身の集中力が最初の25分くらいしかもたなかった。


今日のこの失敗は、すごくいい学びになった。
それと、グズリンボと聞いていた割に、
わたしにはとても乗りやすい馬だった。


また一緒に学べる仲間を見つけた気がして
とても嬉しい。


あの馬にもう一度、乗りたい。
今度こそ、最初から最後まで、
柔らかくほぐしたまま、乗り切りたい。




本日のつぶやき : 七転び八起き。失敗したときほど学びが深い。

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