お独りさま・始めてみたら快適じゃない!?

single again……独りで生き抜くよ♪ 毎日もがいて迷い悩みうろたえ生きている。自分と向き合うための記録。

ドラマ『オスマン帝国外伝』おすすめです♪

ステキなトップ画像でしょう?


ここ半年以上、わたしがハマっている海外ドラマの一押し作品です。



もとよりわたし、国産ドラマや邦画はほとんど見ません。理由はいろいろありますが、
その一つは、低レベルのギャグがうっとうしいから。見始めてすぐ、うるさいなあと感じて耐えきれなくなります。きのうもAmazonPrimeのお試しで、未視聴の『マスカレード・ホテル』でも見ようとしたけど、15分も耐えられませんでした。ため息ついちゃう。見飽きた定番ギャグと、無駄にくどいセリフが鼻について、ウンザリしてしまった。


この傾向は舞台も同じです。
若いころから20年以上、月に一回の労演を観てきましたが、飽き飽きして辞めてしまいましたね。


怒りを表すには、声を荒立てて叫んでおけばそれでいい。
みたいな、生ぬるい人間洞察。きょくたんに単純化された甘い表現形態。
あーだめだ。書いてるだけで嫌になります。藤原竜也もいってましたね。こんな時にそんなリアクションしないでしょ、って監督に意見したけれども、反撃されたのがコレ。
「言われたとおりにやりゃいいんだよ。観客はそれを望んでるんだよ!」


……んーなこと望んでないです(。-_-。)



監督とか演出とか、それからシナリオライターも含めてみんな、視聴者をなめてませんか? 朝ドラも同じですが。母なんて、しっかりしてたころは、ぶつくさ文句いいながら見てた。文句いうくらいなら見なきゃいいのに。


国産ドラマで本当に見ごたえがあってよかったのは『おくりびと』かな。あれくらい充実した作品なら、邦画もまた見ようって思います。



脱線してしまった。(ここから本旨💦)


国産ドラマは見ないけど海外ドラマはよく見ます。視聴歴からいえば米国ドラマは数知れず。でも、原語が英語でもないのにここまでハマったのは、これ↑と『ボルジア家』ぐらい。いま気が付いたけど、どちらにも「愛と欲望の……」というサブタイトルがついてる! べつに、愛と欲望に飢えてるつもりはないんだけど……^_^;)  
『ボルジア家……』も好きだけど、中途半端な終わり方したんだよね、あれ。予算カットかなぁ。ということで、あちらはお勧めいたしません。
また脱線してまった。さて。



閑話休題
このドラマとの出会いは、うちのビデオ君が、おまかせ録画でBSから勝手に録ってくれたこと。最初の一作を見ただけでハマりました。中途のシーズン2からしか知らないので、いまHULU の無料期間を利用して一気にシーズン1から見ています。


実在する歴史上の人物たちを脚色したものですが、作品についての筋立てや内容は、詳しく紹介しているブロガーも多数おられるので、そちらにお任せすることにして。


で、この作品のなにが好きかというと。
ずばり、国産ドラマの真逆をいくこと。あはは。自分でも、いま理解したなぁ。
まず、キャラの掘り下げが深い! 一大勢力を誇ったオスマン帝国の皇帝を描くんだもの、端々にその存在のすごさを描き出せなきゃ作品に厚みが出てこないですよね。


このスレイマン皇帝の知性・教養・貫禄・洞察の鋭さ・聡明さ・自制心・采配ぶりや公正さ。どれをとっても、目が離せません。
ハゲてるのにハンサムっていうのも素晴らしいwww


また、メインキャストであるスレイマンの寵姫ヒュッレムが、いかにして皇帝の心を掌握していくか。むろんドラマだから都合のいい展開も多いんだけど、ヒュッレムは、たぐいまれなる美貌だけで伸し上がるわけじゃない。


ヒュッレムもとは片田舎の小娘ですが、ひときわ自尊心が高く、身分違いがどうであれ、喜怒哀楽のすべてを全身で放ってしまいます。陽気さも朗らかさもあれど、激昂したら本気で噛みつきかねない野生サルのごとくで抑えが効かない。このキャラ設定がドラマ全体の展開を方向づけています。このドラマの駆動力みたいなものですね。


ヒュッレムはおのが野心を胸に、策を練るのです。自己実現の権化ですね~。賢さもあるんですが……。いやもう「ズル」の二文字をその前に冠りさせておいてもいいくらい悪どい賢さですけど。これが、サブタイトルに「欲望」の二文字を付ける所以のひとつですね。


それ以外の魅力を語ると……どういえばいいのかな。
「人智」を教わる気がします。たとえばですが……


窮地に陥ったときに、どう立ち向かえばいいのか、逃げおおせばいいのか。
って思い悩むこと、ありません?


どう振舞うことが、その場・その時の最善なのか。


ドラマでも、窮地をひとりひとりが知恵やウイットでもって乗り切るたびに(あるいは失態して消えていくたびに)「なるほど~!!」って感嘆してしまうんですよね。
「大人の対応」力がまったく欠如してる自分としては、心底学びたい人生教訓テクです。


ま、早い話が引き込まれてしまう。
冷めて批判的に見てしまうか、一心に魅せられてしまうか。
その違いがなにによって生じると思いますか。


「このへんでテキトーに仕上げときゃいい」ではないってことじゃないでしょうか。
造り手の意識が、如実に、現れている気がするんですよ。





本日のつぶやき :  好きなものに出会えることが幸せの一歩

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