お独りさま・始めてみたら快適じゃない!?

single again……独りで生き抜くよ♪ 毎日もがいて迷い悩みうろたえ生きている。自分と向き合うための記録。

生涯、なによりも大切なこと

きのうは2鞍のってきた。
鞍というのは、45分単位の1レッスンのこと。


そう、わたしは馬に乗せてもらっている。
乗馬というやつだ。
10カ月ほど休会してしまったが、今年でもう7年目になろうとしている。


          

        この絵はダメですね。手綱というものは張ってなければなりません💦


これも、50歳になって始めたことの一つだ。
50歳にもなって乗馬を始めるだなんて、意外に思われるだろうか。


ところがクラブには、シニア会員の方がかなりいらっしゃる。
きのうは、「60歳になって始めたのよ」というお仲間の話を聞いた。
現在72歳。短髪の垢ぬけた方なので、見た目60歳くらいにしか見えない。


また、以前の乗馬クラブには、82歳で乗っておられる方もいた。
しゃきっと背筋を伸ばし、グレーにショッキングピンクの縁取りのついた
可愛い乗馬服がとてもお似合いの方だった。


それこそ階段だって手すりにすがって上るしかないような
ご高齢の方もおられた。よくあれで!?
と思われたが、それこそ跨っているだけでお幸せなのだそうだ。


ステキだと思う。
いくつになっても好奇心のままに、challengeなさる先輩のお姿は
まさに憧れである。




乗馬にはずっと憧れがあった。
10代のころ、親に内緒で友だちと体験レッスンに行ったことがある。
もちろん当時はやりたくても親にお願いする度胸もなくて、
勧めてくださる先生の言葉に後ろ髪をひかれながら帰るしかなかった。



シニアの方が多いのは、子育てを終えて、
時間もお金も、そこそこ自由に使える時期に差し掛かったから、
あと、やり残したものは何だろう? 
と自問した結果、「そうだ、乗馬だ!」と、やってきた方が多い。


もちろん駐車場には、ベンツやクワトロ、ポルシェなどの高級車が
停まっていることもあるが、わたしも友人たちも、
軽やら普通車をぶいぶい言わせながら通っている。
とあるお爺ちゃまは、軽量バイクの後部に、
自前の鞍を括り付けて通っておられるらしい。
そんな話を聞くと、もう惚れてしまう💗


また、親がかりで通っている子どもたちは多いけれど、
ひとりバスを乗り継いで来ている5年生の女子もいた。
すばらしいと思う。


看護師・教師・サラリーマンなど、馴染みの職の方も多い。
それだけ乗馬のすそ野は、ひろく一般の人たちの手の届く世界となっている。




馬は生き物だから。
車やバイクのようには動かない。
誰がまたがっても同じ……ではないのだ。
そこが、とても魅力的なのだ。


ゴルフにのめり込んでいた友人が2人いる。
どちらも、いまは馬一筋になってしまった。
「ゴルフなんかしょせん自分のコントロールだけ。
乗馬は馬と向きあうんだもの、奥の深さが違う」という。


乗る前の装備に30分。
いまの季節、これだけで汗が額から滴り落ちる。目に入って痛いほど。
そして乗った後に、お手入れで30分(最後のお手入れだと、もっとかかる)
これを面倒に思う人はつづかない。


汗をかいたところへ、身の丈よりも大きな馬の背から、
ぱらぱらと、馬の毛ぼこりやらフケやらを頭から全身に浴びるのだ。


それでも、馬がたいそう愛おしい。
不思議と、お手入れしてあげるのが楽しくて仕方がない。
わたしを乗せてくれてありがとう。
心から、そう思うから。



月曜も、また馬に会いに行く。



本日のつぶやき : 馬の魅力は乗らなきゃわからない。

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